大学院生の募集
どんな学生を求めるか?
当研究室では探究心と向上心が強く研究への意欲に満ち溢れた方の進学を期待します.大学卒業までに生態学の知識がほとんどない方でも歓迎します.
大学院生は常に主体的に研究と周辺分野の勉強に取り組むのが普通です.学生が主体性を持ち続けている限り,岸田は研究のあらゆる段階でできるかぎりのサポートをするつもりです.
一方で,主体的に研究を進めることが難しい方,研究や学習に十分な時間と熱意を注ぐことができない方には,当研究室は適した環境ではありません.
「得意」が大事
当研究室では,「一芸に秀でた学生」を特に歓迎します.あなたの強みや得意分野は,そのまま研究の強力な武器となります.
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生き物に非常に詳しい/観察が得意
→ 自然史の解明や行動観察を中心とした研究で力を発揮できます -
潜水が得意で、季節を問わず水中で長時間活動できる
→ 水中での観察や調査を必要とする研究に適しています -
本格的な登山技術を持つ(山岳部・ワンゲル経験など)
→ 高山域の生物研究や探検要素のあるフィールドワークで活躍できます -
飼育・繁殖が得意
→ 飼育実験をベースにした発生・行動・生理・生活史などの研究に適しています -
プログラミングが得意
→ 大規模データ解析,画像解析,自動化技術を用いた研究に強みを発揮できます
研究は、個々人の強みを生かすことで大きく前に進みます.自分の「得意」を研究の世界で生かしてみませんか.皆さんの挑戦と参加を心よりお待ちしています.
研究テーマは?
現在,岸田自身は両生類や魚類,水生動物を対象に研究していますが,大学院生には自ら研究対象やテーマを提案していただきます.ただし自由で何でもありということはなく,科学にならないものや実行不可能な研究は認められません.
学生生活は?
当研究室は北大の「和歌山研究林」を主たる拠点としています.そのため,大学院生は和歌山研究林のある古座川町平井地区で古民家を借りるなどして生活していただくことを基本としています.しかしテーマによっては苫小牧研究林をはじめとし,他の北大研究林を拠点として活動することも可能ですので,生活拠点(居住場所)についても,研究テーマや調査地に応じて相談しながら柔軟に決めていきます.
和歌山を基盤にしたい学生もいれば,北海道を拠点としながら和歌山に長期滞在するスタイルを選ぶ学生もいます.調査の頻度,必要な研究機器,交通手段,生活スタイルや家庭の事情などを踏まえ,最適な場所を一緒に考えます.生活の拠点をどこにするかはテーマ同様に話し合って決めます.
入試は?
大学院生には『北海道大学,大学院環境科学院,生物圏科学専攻(森林圏フィールド科学コース)』に所属していただきますので,進学希望者は,『環境科学院,生物圏科学専攻』の入学試験を受験していただきます(受験に関する情報はこちら).当研究室への進学に興味がある方は,早めにご連絡ください.願書を出す前に研究室に見学に来ていただくことはもちろん,数日から数週間の研究体験をしていただくことにしています.
ポスドクの募集
学振ポスドクとして研究室に参加し,北大研究林を活用して研究をしてくださる方を歓迎します.
なお,現在,当研究室の研究資金によるポスドクの募集はありません.