研究の概要
研究室では,主に個体群生態学,進化生態学,個体群生態学,群集生態学の範疇で,動物の「捕食‐被食」や「生活史戦略」に関するテーマを中心として,さまざまな研究を行っています
研究林内に複数の池を掘り,操作実験をしています
北大研究林ではスタッフのサポートのもと野外で大規模な操作実験ができます
研究室のメンバーは向上心にあふれ,粘り強い人たちばかりです
学生は自ら研究テーマを考え,主体的に取り組んでいます
発表論文などの成果の一覧はこちら ⇒ 業績
研究内容について知りたい方はこちら ⇒
主な研究テーマ
- 捕食者と被食者の表現型可塑性の機能 —特に両生類幼生の変身に注目して—
- 個体群を構成する個体の特徴の変異が生物間相互作用や個体群・群集動態に与える影響
- 共食いの群集生態学
- 生物間相互作用における「接触」の意味の探究
- 水生動物による溶存有機物の利用に関する研究
研究のスタイル
- 野外でみられるパターンや過去の研究成果に基づいて「検証可能な仮説」を立てます
- 「仮説」に魅力を感じたら,研究対象にします
- 仮説の検証は野外や室内での操作実験で行うことが多いです
- 特に池の生物を使った検証が好きです.生態系の境界が明確なだけでなく,実験上,反復が取りやすいからです
- 仮説の一般性を確かめるような研究にはあまり興味がありません.一般性はさておき,誰も気づいていないか証明していない現象を仮説として検証する研究が好きです
- 以前は,頑健な仮説検証ができないかぎり,本格的な研究の対象にはせず,「とりあえず野外に行って体力の許す限りデータをとる」ようなことはしない主義でしたが,最近はそんな無謀な研究もはじめるようになりました.